ろぽん日和

気ままに雑記ブログ

小説におけるAIの関わり方についての雑感~小説家になろう、星新一賞、ベストセラーコード~

、 ろぽんでございます。 こういった記事を読みました。 nus-miz.hatenablog.com そういう事が出来てしまう時代なんだなと、感心しました。 AIで異世界転生系というジャンルを書けちゃうんだという感じです。 試みが面白いし、実際投稿されている小説も興味…

【小説】お兄ちゃんと妹~妹サイド~

お兄ちゃんが休日にリビングのソファーでくつろいでいる。 大きな犬が丸まったような姿に思わず頬がゆるむ。 けれど、スマホの内容が女子との連絡と見えて、目が自然と細まってしまう。 これくらいの距離なら、書かれている内容にも目が届き、許しがたいやり…

【小説】お兄ちゃんと妹

「お兄ちゃん、お兄ちゃん」 「なんや、妹よ」 リビングのソファに寝転がってスマホでラインをしていると、キッチンから俺の背中越しで、テレビを見ていた妹から、眠そうなとろんとした声で話しかけられた。 「私、彼氏と別れたんやけど」 「はいっ!?」 予…

【書評】Google Adsense マネタイズの教科書

ろぽんでございます。 のんくら(早川修)/a-ki/石田健介/染谷昌利 共著のプロが教える10年先も安定して稼ぎ続ける本です。こういった本の装丁としては少し固い感じがしますが、その分、本文も真面目な形で、誠実さを醸し出しています。 Google Adsenseを利…

【書評】奇跡の脳 脳科学者の脳が壊れたとき

ろぽんでございます。 TEDでも有名な脳科学者ジル・ボルト・テイラーが脳卒中となり、当時のこと、その後の事を書き写したとても感銘を受ける書籍となっています。 人間の右脳の可能性や、脳科学者として実体験したことを克明に描き出しており、感動の一冊で…

2018年11月を振り返って

ろぽんでございます。 少し時間が経ってしまいましたが、ろぽん日和の11月を振り返ってみたいと思います。記事を日々書き続けているとあっという間ですね。 ちなみに、私の備忘録も兼ねてますね。 9か月半ぶりに11月9日にブログを再開。 ゆっく~り再開する…

【書評】もぐらはすごい

ろぽんでございます。 ねこの手さん(id:nahdaan)の記事を読んで、これは絶対書評を書かなくてはなるまいと思い、もぐらはすごいを読んでみました。 www.nahdaannun.com キャプチャーがもぐらのろぽんとしては垂涎の一冊です(超個人意見)。 もぐらはすご…

明石漁港近辺にあるイタリアン・チーロ ピザと魚料理は絶品

ろぽんでございます。 明石駅から少し歩いた海辺の漁師船の近くにあるイタリアン・チーロに行ってきました。地元では大人気で、昼も夜も予約しないと入れません。 ナポリ・ピッツァ協会認定のピザ窯で焼いており、ナポリで職人として現地で評価された方が、…

【書評】何者

ろぽんでございます。 平成生まれの新生、朝井リョウの傑作『何者』の紹介となります。 ラジオパーソナリティーなど、メディアの露出も多く、非常に細かく企画を固めていくオープンにもクローズにも感じてしまう突き詰める男の、とても構成のうまい小説です…

神戸の隠れたイタリアンの名店 トラットリア・カッパ

ろぽんでございます。 JR垂水駅周辺にあるイタリアン、トラットリア・カッパにディナーで行ってきました。 店内の雰囲気はしゃれていて、海辺の町によく似合うBGMが店内にかかっています。 店主が一人で切り盛りしており、お昼はランチも営業されておりま…

【書評】完全なる首長竜の日

ろぽんでございます。 第9回このミステリーがすごい大賞を受賞した乾緑郎のデビュー作『完全なる首長竜の日』です。 佐藤健、綾瀬はるか主演で映画化もされています。 このミス受賞作だけあって、ミステリー小説として面白い作品になっており、近未来的SF要…

M1グランプリ2018はお笑いの未来へと繋がっていく貴重な番組

(画像参考:https://www.m-1gp.com/) ろぽんでございます。 今回のM1グランプリが終了し、数日が経ちました。 結果としては、新星『霜降り明星』が見事優勝して幕を閉じました。 上沼恵美子の審査員引退報道がでたり、その上沼恵美子を批判した、とろサー…

神戸で愛される洋食の朝日に行ってきた

ろぽんでございます。 神戸の西元町にある『洋食の朝日』、平日お昼の11時~15時までしかオープンしていないのに、常に長蛇の列ができている町の洋食屋さんです。 このお店は老若男女に愛されていて、年配の夫婦や、若いカップル、サラリーマンに、一人客の…

【書評】カラフル

ろぽんでございます。 森絵都の『文春文庫、高校生が選んだ、BEST10』で1位を獲得した『カラフル』です。 作者は色々な文学賞を受賞しており、『風に舞いあがるビニールシート』で第135回直木賞を受賞しています。 本作はアニメ映画と実写映画にもなっており…

多井畑厄除八幡宮で紅葉を楽しみ心穏やかになりました

ろぽんでございます。 神戸市須磨区にある多井畑厄除八幡宮へ行ってきました。 長い階段をのぼることになり、いい運動になりました。 イチョウの葉の色づき具合が本当にきれいでした。 カエデもよかったですね。 多井畑厄除八幡宮は日本最古の厄除けの霊地に…

【書評】僕の死に方 エンディングダイアリー500日

ろぽんでございます。 流通ジャーナリストとして、テレビやラジオに引っ張りだこだった金子哲雄のエンディングダイアリーです。 四十一歳で肺カルチノイドで急逝した筆者の思いのつのった書籍となります。 特殊な病名について 『肺カルチノイド』は10万人に1…

【書評】その女アレックス

ろぽんでございます。 ピエール・ルメートルのヴェルヴェーン・シリーズの2作目であり、日本での代表作になります。このミステリーがすごいで史上初の6冠に輝いた作品であり、小説としての完成度は文句なしです。 おまえが死ぬのを見たい――男は そう言ってア…

【書評】紙の動物園

ろぽんでございます。 表題作の『紙の動物園』で、ヒューゴ賞/ネビュラ賞/世界幻想文学大賞と史上初の3冠に輝いた中国系アメリカ人、ケン・リュウの短編集です。 アメリカ社会での中国人の扱いが、どのようなものであるのかを表現することが非常にリアルで…

【書評】砕け散るところを見せてあげる

ろぽんでございます。 『とらドラ!』『ゴールデンタイム』で有名な竹宮ゆゆこの新潮文庫nex出版の一冊です。 元ライトノベル作家だけあって、キャラクターの掛け合いがメインとなります。伊坂幸太郎の推薦文にあるのですが、「この作家は、キャラクター小説…

【小説】グッバイ・ラッシュアワー

朝のラッシュアワーの電車に揺られながら、漫然とした眠気にうとうとして、人混みの中でいつもの息苦しさを覚える。 意識をスマホに向けて、ただ今日も社畜へと続く駅まで、じっと耐える。 慣れた平日の一コマで、それが日々の始まりだ。 もう自分が疲れてい…

【書評】アフィリエイトで夢を叶えた元OLブロガーが教える本気で稼げるアフィリエイトブログ

ろぽんでございます。 本気で稼げるアフィリエイトブログという題名ですが、それよりも本気で記事を書きたい人のためのブログ指南書とした感じです。もちろんそれはアフィリエイトで稼ぐ為に必要なアクションになる訳ですが、記事の書き方や、書くための心構…

【書評】蘇える変態

ろぽんでございます。 人気絶頂の帯に偽りなしの、アーティスト、俳優とどれも金字塔を築く、いまもっとも熱い男、星野源の書籍です。恋ダンスや朝ドラのオープニングや、あの印象的なドラえもんの映画の曲など、彼を代表する曲やドラマは増えていく一方です…

【書評】表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬

ろぽんでございます。 オードリー若林正恭による2冊目の書籍、キューバ旅のエッセイ本です。 日本旅行作家協会が主催する第3回斎藤茂太賞を受賞しています。 正直オードリーの若林より、春日のほうが好きだったんですが、『完全版 社会人大学人見知り学部 卒…

【書評】最後だとわかっていたなら

ろぽんでございます。 本書は10歳の息子をなくし、その悲しみを綴った、たった1編の詩です。 9.11の同時多発テロで救出作業の際に亡くなった29歳の消防士が生前書き残した詩として全世界にチェーンメールで拡散されたことで有名になった詩でもあります。 デ…

【書評】神去なあなあ日常

ろぽんでございます。 三浦しをん作の林業小説の紹介になります。 斜陽産業である林業、昔から伝統のある林業、スギ花粉などで花粉症を想像してしまう林業。職業としてはマイナーで、なのに広く知られている林業を職業ものを書かせるとうまさが際立つ三浦し…

マツコ・デラックスが素人とからんでいると癒されるのは何故なのか考えてみた

ろぽんでございます。 テレビをつけると見る日がないくらい番組やCMに出ずっぱりな、毒舌とその大きくて黒い女装の見た目にインパクトのあるマツコ・デラックス。 私はどうにもマツコ(以下、マツコ・デラックスをマツコと呼称)が素人とからんでいる番組を…

【書評】何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!

ろぽんでございます。 本を読まない人のための出版社サンクチュアリ出版からでている「何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!」の紹介となります。 本書の説明に入る前に「本を読まない人ための出版社っ…

【書評】人生は運よりも、実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている

ろぽんでございます。 のべ数百万人に読まれたブログ「分裂勘違い君劇場」のふろむださん(id:fromdusktildawn)デビュー作です。 www.furomuda.com はじめに1974年のイケメン政治家とブサメン政治家の選挙の結果をあげ、イケメン政治家が2.5倍差をつけて圧勝…

【書評】クマと森のピアノ

ろぽんでございます。 ねこの手さん(id:nahdaan)の記事に惹かれて、クマと森のピアノを読んでみました。 www.nahdaannun.com ある日、森のなかで、 こぐまのブラウンは、 へんてこなものを見つけました。 夢をかなえること、 そして 大切な友達とのつなが…

【書評】歌集 滑走路

ろぽんでございます。 ニュースウオッチ9やクローズアップ現代+に取り上げられた、歌集では通常の200倍と異例の売上を誇る萩原信一郎の第一歌集です。 享年三十二歳で自ら命を絶ったその歌集からは、ご本人の生き様や同じような人へのエールがみてとれ、多…