ろぽん日和

気ままに雑記ブログ

書評

戦争を少し違った角度から考える書籍3選

ろぽんでございます。 戦争を違った角度から考える書籍3選でございます。 戦争における「人殺し」の心理学 ドキュメント戦争広告代理店 情報操作とボスニア紛争 「ものづくり」の科学史 世界を変えた《標準革命》 戦争における「人殺し」の心理学 米国陸軍の…

【書評】アルケミスト 夢を旅した少年

ろぽんでございます。 ブラジル、リオデジャネイロ生まれのパウロ・コエーリョの著書で、本作でハンス・クリスチャン・アンデルセン文学賞を受賞しています。 注記:児童文学のノーベル賞といわれる『国際アンデルセン文学賞』とは別の賞です。 世界的ベスト…

【書評】「ものづくり」の科学史 世界を変えた《標準革命》

ろぽんでございます。 東京大学総合文化研究科教授・橋本毅彦の著作『標準』を軸にした世界史です。 どのように『標準化』と『互換性』がなされたのかを歴史的に描かれています。 物語の概要 最後に 物語の概要 「互換性」は技術者の壮絶な工夫と苦労の結晶…

【書評】ドキュメント戦争広告代理店 情報操作とボスニア紛争

ろぽんでございます。 元NHKディレクター高木徹の書著、NHKスペシャル『民族浄化~ユーゴ・情報戦の内幕~』の取材を元に書かれた本です。ボスニア紛争における情報戦争の裏幕。アメリカのPR会社が果たした役割を描いています。 物語の概要 最後に 物語の概…

【書評】聖の青春

ろぽんでございます。 松山ケンイチ主演で映画化された難病と闘い続け29歳でこの世を去った希代の天才棋士、村山聖のノンフィクション本です。著者は大崎善生で本作がデビュー作となり、妻も女流棋士となります。 読んでいる時に伝わってくる熱量がすごいも…

【書評】戦争における「人殺し」の心理学

ろぽんでございます。 米国陸軍中佐でウエスト・ポイント陸軍士官学校心理学・軍事社会学教授であるデーヴ・グロスマンの著作『戦争における「人殺し」の心理学』の紹介となります。 人が人を殺すメカニズムに対して、中世からベトナム戦争までを紐解き、メ…

【書評】know

ろぽんでございます。 今回はコアなファンが多い野崎まど作品です。 『[映]アムリタ』、『舞面真面とお面の女』『死なない生徒殺人事件』『小説家の作り方』、『パーフェクトフレンド』『2』に代表される天才シリーズが有名ですね。 『know』は少々趣が異な…

【書評】きみに読む物語

ろぽんでございます。 今回は映画で有名なニコラス・スパークスの『きみに読む物語』の紹介となります。 帯の「ボロボロ泣きました。キーワードはないのに、じわじわきます」というように感動の恋愛小説です。 物語の概要 物語が伝えてくれるもの 物語の概要…

感動を呼びこむ音楽漫画5選~人生を織り成す物語~

ろぽんでございます。 今回は漫画を取りあげさせてもらいます。 今まで読んだことのある音楽漫画の中でも、登場人物の人生や生き様が音楽で表現されている漫画を選ばせて頂きました。多くの読者を感動させる力を持っている漫画だと思うので紹介させて頂きま…

人間の限界を考えさせられる書籍3選

ろぽんでございます。 書評も2018年12月30日現在、24記事となりました。 その中でこの人すごいな。この状況でここまで出来るんだ。 人間ってこれだけの可能性があるんだ。 一見して超人のようにはみえない人たちだからこそ、そう思わされました。 自分の限界…

【書評】絶対幸せになる!家づくりの基本125

ろぽんでございます。 いちばん最初に読んでおきたい家づくりの入門書というキャッチコピーが書かれた建築知識という雑誌で有名なエクスナレッジ出版の書籍です。 その名の通り、家づくりに必要な知識を10章だてで125あげています。 1章 ベストな依頼先 2章 …

【書評】SAVE THE CATの法則 本当に売れる脚本術

ろぽんでございます。 ブレイク・スナイダー著作の米アマゾン脚本術部門で売上No.1のベストセラー本です。 ベストセラーコードの解説において、紹介されていた書籍でもあり、その流れで今回、読了した一冊になります。 徹頭徹尾、ハリウッドで売れる脚本を書…

【書評】破天荒フェニックス オンデーズ再生物語

ろぽんでございます。 僕は、「絶対に倒産する」と言われたオンデーズの社長になったというキャッチフレーズが的にはまっている、オンデーズ社長 田中修治 著作のエンターテイメントビジネス書です。 一言、面白かった。 本当に面白かった。 約500ページある…

【書評】ベストセラーコード 「売れる文章」を見きわめる驚異のアルゴリズム~AI活用~

ろぽんでございます。 昨日の記事で触れたベストセラーコードの書評となります。 www.roponbiyori.com 『ダ・ヴィンチ・コード』、『ミレニアム』シリーズ、『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』などのベストセラーの黄金の法則をAIによって探っていく、…

【書評】Google Adsense マネタイズの教科書

ろぽんでございます。 のんくら(早川修)/a-ki/石田健介/染谷昌利 共著のプロが教える10年先も安定して稼ぎ続ける本です。こういった本の装丁としては少し固い感じがしますが、その分、本文も真面目な形で、誠実さを醸し出しています。 Google Adsenseを利…

【書評】奇跡の脳 脳科学者の脳が壊れたとき

ろぽんでございます。 TEDでも有名な脳科学者ジル・ボルト・テイラーが脳卒中となり、当時のこと、その後の事を書き写したとても感銘を受ける書籍となっています。 人間の右脳の可能性や、脳科学者として実体験したことを克明に描き出しており、感動の一冊で…

【書評】もぐらはすごい

ろぽんでございます。 ねこの手さん(id:nahdaan)の記事を読んで、これは絶対書評を書かなくてはなるまいと思い、もぐらはすごいを読んでみました。 www.nahdaannun.com キャプチャーがもぐらのろぽんとしては垂涎の一冊です(超個人意見)。 もぐらはすご…

【書評】何者

ろぽんでございます。 平成生まれの新生、朝井リョウの傑作『何者』の紹介となります。 ラジオパーソナリティーなど、メディアの露出も多く、非常に細かく企画を固めていくオープンにもクローズにも感じてしまう突き詰める男の、とても構成のうまい小説です…

【書評】完全なる首長竜の日

ろぽんでございます。 第9回このミステリーがすごい大賞を受賞した乾緑郎のデビュー作『完全なる首長竜の日』です。 佐藤健、綾瀬はるか主演で映画化もされています。 このミス受賞作だけあって、ミステリー小説として面白い作品になっており、近未来的SF要…

【書評】カラフル

ろぽんでございます。 森絵都の『文春文庫、高校生が選んだ、BEST10』で1位を獲得した『カラフル』です。 作者は色々な文学賞を受賞しており、『風に舞いあがるビニールシート』で第135回直木賞を受賞しています。 本作はアニメ映画と実写映画にもなっており…

【書評】僕の死に方 エンディングダイアリー500日

ろぽんでございます。 流通ジャーナリストとして、テレビやラジオに引っ張りだこだった金子哲雄のエンディングダイアリーです。 四十一歳で肺カルチノイドで急逝した筆者の思いのつのった書籍となります。 特殊な病名について 『肺カルチノイド』は10万人に1…

【書評】その女アレックス

ろぽんでございます。 ピエール・ルメートルのヴェルヴェーン・シリーズの2作目であり、日本での代表作になります。このミステリーがすごいで史上初の6冠に輝いた作品であり、小説としての完成度は文句なしです。 おまえが死ぬのを見たい――男は そう言ってア…

【書評】紙の動物園

ろぽんでございます。 表題作の『紙の動物園』で、ヒューゴ賞/ネビュラ賞/世界幻想文学大賞と史上初の3冠に輝いた中国系アメリカ人、ケン・リュウの短編集です。 アメリカ社会での中国人の扱いが、どのようなものであるのかを表現することが非常にリアルで…

【書評】砕け散るところを見せてあげる

ろぽんでございます。 『とらドラ!』『ゴールデンタイム』で有名な竹宮ゆゆこの新潮文庫nex出版の一冊です。 元ライトノベル作家だけあって、キャラクターの掛け合いがメインとなります。伊坂幸太郎の推薦文にあるのですが、「この作家は、キャラクター小説…

【書評】アフィリエイトで夢を叶えた元OLブロガーが教える本気で稼げるアフィリエイトブログ

ろぽんでございます。 本気で稼げるアフィリエイトブログという題名ですが、それよりも本気で記事を書きたい人のためのブログ指南書とした感じです。もちろんそれはアフィリエイトで稼ぐ為に必要なアクションになる訳ですが、記事の書き方や、書くための心構…

【書評】蘇える変態

ろぽんでございます。 人気絶頂の帯に偽りなしの、アーティスト、俳優とどれも金字塔を築く、いまもっとも熱い男、星野源の書籍です。恋ダンスや朝ドラのオープニングや、あの印象的なドラえもんの映画の曲など、彼を代表する曲やドラマは増えていく一方です…

【書評】表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬

ろぽんでございます。 オードリー若林正恭による2冊目の書籍、キューバ旅のエッセイ本です。 日本旅行作家協会が主催する第3回斎藤茂太賞を受賞しています。 正直オードリーの若林より、春日のほうが好きだったんですが、『完全版 社会人大学人見知り学部 卒…

【書評】最後だとわかっていたなら

ろぽんでございます。 本書は10歳の息子をなくし、その悲しみを綴った、たった1編の詩です。 9.11の同時多発テロで救出作業の際に亡くなった29歳の消防士が生前書き残した詩として全世界にチェーンメールで拡散されたことで有名になった詩でもあります。 デ…

【書評】神去なあなあ日常

ろぽんでございます。 三浦しをん作の林業小説の紹介になります。 斜陽産業である林業、昔から伝統のある林業、スギ花粉などで花粉症を想像してしまう林業。職業としてはマイナーで、なのに広く知られている林業を職業ものを書かせるとうまさが際立つ三浦し…

【書評】何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!

ろぽんでございます。 本を読まない人のための出版社サンクチュアリ出版からでている「何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!」の紹介となります。 本書の説明に入る前に「本を読まない人ための出版社っ…