人間の限界を考えさせられる書籍3選
ろぽんでございます。
書評も2018年12月30日現在、24記事となりました。
その中でこの人すごいな。この状況でここまで出来るんだ。
人間ってこれだけの可能性があるんだ。
一見して超人のようにはみえない人たちだからこそ、そう思わされました。
自分の限界のその先へとすすもうとする人たちへと畏敬の念をこめて、今回、人間の限界を考えさせられる3冊の本の紹介をさせて頂きます。
『破天荒フェニックス オンデーズ再生物語』
絶対に倒産するというオンデーズを再生する実話録です。
田中社長とCFO奥野を中心にまわりの社員を巻き込みながら、七転八倒する話です。財務状況が最悪なので、常に金欠状態の中、いかに人が無理といわれる状況からいくつもの山を超えて、オンデーズの多額の借金を返済し、企業規模を拡大していくお話です。
そこでうまれるドラマと常にギリギリの状況の中それを克服していく様は痛快ですね。
『奇跡の脳 脳科学者の脳が壊れたとき』
TEDで有名なジル・ボルト・テイラーが脳卒中となった当時のことと、リハビリ、その後について書かれた本です。人間の脳の可能性について、考えさせられる本でもあります。またジルとGGことお母さんとの長い闘病生活の取り組みも、ひとつひとつ今の自分の限界を超えていく、新たな自分として生まれ変わっていく姿が胸を打ちます。
『僕の死に方 エンディングダイアリー500日』
肺カルチノイドという難病にかかり、自ら死ぬ事に向かって、できる限りのことを文字通り死力を尽くした姿が記録された本です。
人間は衰弱しながらも、ここまで日々を懸命に生き、自分がいない未来へと向かっても現在を生きれるのかと、眩しいものをみた感じになります。
生き方について考えさせられますし、人の笑顔の奥に秘められた思いについて、たくさんの事を考えさせられます。
最後に
人間って追い詰められた時にその真価を発揮するものだと思います。
この三者三様の生き様なのですが、みんな前のめりなんですよね。
遠い未来についての思いも持っているのですが、それ以上に日々を必死に生きています。長く生きる人も短く生きる人も等しく今を懸命に生きています。
日々の生き方が人間の限界を超える突破口になるんだろうなと思います。
まずなにより今をちゃんと生きることが大事で、日々感じていることを素直に受け止める事です。
前進できない日もあるし、ただ耐えなければならない日もあるし、時には後退することもあるでしょう。それでも日々をしっかりと、この与えられた一日を生きる事が大事なんだなと勉強させられます。
もう一度書きますが、長く生きようが短く生きようが、今日という日を懸命に生きる。今日生きるという事象については等しく同じですからね。
与えらた運命みたいなものは人によって違いますが、そのそれぞれの運命に対して、しっかりと向き合う事、しっかりとその日一日を生きる事。それができる人はどういう状況でも成長するんだなと思っています。
偉そうなことをいっていますが、私自身、なかなかそうあるのは難しいです。
ただ、私も日々そうありたいと努めています。