【書評】もぐらはすごい
ろぽんでございます。
ねこの手さん(id:nahdaan)の記事を読んで、これは絶対書評を書かなくてはなるまいと思い、もぐらはすごいを読んでみました。
キャプチャーがもぐらのろぽんとしては垂涎の一冊です(超個人意見)。
もぐらはすごいの魅力について
みんな
もぐらを しっている。
でも……
もぐらの くらしは
なぜ だらけ!
絵本の見開きでのこの言葉、もぐらってポピュラーだけどその生態って、みんなあまりご存じないですよね。結構身近にいるのに、深海魚のように知られていない動物、それがもぐら。
この本は絵本自身は著者のアヤ井アキコが描かれていますが、監修を川田信一郎という国立科学博物館 動物研究部 研究主幹のもぐらの専門家が務めています。
その為、絵本としても楽しく読めますし、親御さんにとっても面白くもぐらの生態について知ることができる一石二鳥の本になります。
たとえば生態について、二つご紹介しましょう。
もぐらは力持ち
もぐらって土の竜って書くくらい、巣穴をよく掘る動物です。
その為、上腕筋が発達しており、もぐらの手のひらも、すごい発達しています。
絵本でも迫力ある形で表現されているので必見です。
骨格もそれに合わせて、特徴があり、とても力持ちのようです。
ふしぎな装置 アイマー器官
もぐらの鼻先にはアイマ―機関という装置がついていて、触覚センサーの役割があり、土中の振動を感知する事ができるようです。これでエサの方向や危険を察知しているようですよ。
このようにもぐらの知識を得ながら、絵本でもぐらのこどもの冒険などでハラハラもできてしまう絵本に仕上がっています。
思わず衝動的に買ってしまった絵本ですが、お子さんのいる家庭には特に薦められる絵本なんじゃないかなと思っています。絵柄もリアル目に描かれていますが、どこか愛嬌があってかわいげがあります。
巣穴の描き方も丁寧ですし、もぐらすごい! って感じに子どもはなるんじゃないのかなと。
実際読んでみて、私もはじめて知ることが多かったです。
最後に今回もいい絵本を紹介してもらった、ねこの手さんに感謝申し上げます。