ろぽん日和

気ままに雑記ブログ

平成ネット史(仮)の懐かしさと時代の進歩について

f:id:ropon:20190108141537j:plain

www4.nhk.or.jp

 年始にNHKで放送されていた前後編に分かれて放送されたネットの平成史。

 テキストサイトの大家『侍魂』の健さんが出ると聞いて楽しみに視聴したのですが、健さんのインタビューだけでなく、全体を通して懐かしかったですね。

 2時間じゃあ語りきれない情報量でした。

 見落とした人や見てみたい人は再放送が2019年1月12日(土)午後2時~4時で前後編放送されますので、要チェックです。

 

 番組を見ていると思い出します。

 ネット黎明期の電話回線に繋がる「ピーピロリ―」というあの音。

 ダイヤルQ2にかかって焦ったあの頃。

 野々村病院の人々を親の目をかいくぐり、深夜にこっそりとやっていたあの時。

 思い出すとろくでもないことをしていた気がしますが、パソコンとネットが家庭にやってきた1990年代の胸の高鳴りを今日のことのように覚えています。

 

 2002年にはブログがはじまって、2019年にも一部ではオワコンだなんだといわれながら、まだ続いているのがすごいですね。

 

 改めてネット史をみてみると、新しいサービスに更新されるスピードの早い事、早い事。snsでいうとmixiとかすごく懐かしく感じてしまいましたよ。招待メールくれくれ合戦がすごかった時を思い出します。あと、あの時代コミュニティもあったりして、オフ会とかも多かったよな~とか。

 

 モバイル機器の時代に入るとiモードや絵文字の登場、写メールとかがとても懐かしく、もう戻ってこない時間なんですよね。本当ネットにまつわるものって時代の流れがはやいです。人間って根源的にどれだけコミュニケーションの進歩を渇望する生き物なんでしょうね。

 

 かつての『ブログの女王』真鍋かをりがいってましたけど、自分のまわりの四十代はsnsなどに疲れてしまって、距離を置く人が多くなってきていると言ってましたけど、これから先の未来、情報の世代間格差って加速度的に開いてくると思います。

 

 iPhoneの登場によって、モバイルの利便性が飛躍的に向上して、PC端末として当たり前のように使用していますけど、これを生まれた頃から使用している人類とそうでない人類とでは感覚的な用途がまるで違ってくるんでしょうね。

 そういえば番組内で今の子どもはテレビに対してスワイプしたりするといってましたね。

 きっとイノベーションは加速していって、もっと感覚的に、もっと違和感なく、もっと早く、もっと情報量の多い端末が開発されていく事になって、それを幼少期から使っている世代とは、現行のミドルエイジなんてついていく事ができなくなる時代に突入するんだろうなと、ちょっと慄いています。

 どうあがいたってこの流れは止められないし、きっとどこかではついていけなくなるんだろうな~と。昔はおばあちゃんの知恵袋的なものが大事にされたんでしょうけど、今ではグーグルで検索してしまうように、どんどん年寄りの価値って、なくなっていくんだろうなと思います。

 こうなると少子高齢化なのが皮肉にも救いになるところがあるのかなと思ったりしますが、それは現実逃避ですね。少子高齢化は末期的な状況だと思うので。

 すごく便利な時代にうまれた半面、経験したことが後世に通用しづらい時代にうまれたので、寿命も延びているし、生き方を問われ続けていく気がします。

 こんな時代だからこそ、普遍的なものをしっかりと捉えながら、時代のニーズを見失わないようにしたいと思いつつ、それさえ社会や世間にそう強制されているのかもしれず、悩む今日この頃です。

 本音はもっと楽して生きたいですね!笑っ