ろぽん日和

気ままに雑記ブログ

ロングスリーパーでもいいじゃない

 時間を有効に使いなさい。

 まさにその通りだなと思う。

 一分一秒を大事にしなさいと人はいう。

 仰るとおりですと思う。

 社会人になって年をとっていけばいくほど仕事量が増えていく。

 できる限り自分に与えられている時間を効率化させて、無駄を省いていく必要がある。仕事ではtodoリストを作成し、スケジュール表を日間、週間、月間と階層化して管理して、定例業務を定量化して、工数を削減させていく。無駄な業務を洗い出し、自部門で行う必要性があるか検証し、ふるいにかける。より労働コストに見合う業務を開拓して、仕事の改善につなげ、次の課題を探し出す。

 時間がないというのは言い訳で、時間は作り出すものだという昔の上司の言葉にならって、そのように仕事に努めているつもりだ。

 おかげで、それ程、残業を行わなくても早く帰れている訳だが、結局家に帰って何をしているのかというと、ほぼ寝ているのだ。

 僕はロングスリーパーという奴で、平日でも最低九時間は睡眠をとるし、休日なら十時間以上は寝ている。

 健康的に問題があるのかもしれないが、知った事ではない。

 ただ、ただ、布団の中でまどろんでいる事が幸せなのだ。

 子ども時代から、のんびりした性格で、人より行動が遅かった。

 それは、人より理解が足りなかったのもあるかもしれないが、それ以上に色々な事を見回して、ゆったりしておきたかったからだ。

 その為、子ども時代は苦労する事が多かったが、そのおかげで、人よりも作業効率を考えて行動するクセがついた。これは社会人になって役に立っているので、一見短所にみえる事がきっかけで、大人になって長所となる事がうまれた、自分にとっていい事例だろう。

 そうそう、なんの話しだったか、時間を有効に使いなさいという話だった。

 時間を有効にって難しい話だ。

 僕にとっては一見、人によって無駄にみえる事が、人生にとって、結構幸せな時間なのだ。

 他の人なら必要最低限な睡眠時間が確保されていれば、自分への投資や家族との時間、友達と遊んだり、もっと起きている時にできることに時間を差配するだろう。

 けれど、僕は眠る事による充足感にまさるものは人生の中でそんなにない。

 多くの場合、自分の睡眠時間を削ってまで、やりたい事ではないのだ。

 こういう風に言い切ってしまうと、いらぬ誤解を与えそうだが、さすがに生きていく上で、友人や家族、他人に対して迷惑になるような事に目つぶってまで睡眠を優先している訳ではない。

 ただ、何がいいたいかというと、一日を二十四時間だとすると、その内の場合によれば、二分の一近くを睡眠をとる為に、その他の事は最大限の効率化をはかろうと努力しているという事だ。

 僕にとって、時間を有効に使うという事はそういう事なのだ。