うとうとする。 電車が揺れるたびにあくびがでる。 多分、寝ると起きれない。 隣の席の男の子も疲れた表情をしていて、世の中、うちと同じ様に元気がない。 バイトの連勤が続いていて、さっき深夜、朝、夕方までの勤務をおえたばかりなので、仕方ないんだけ…
バスが坂を下っていくにつれ、横揺れも大きくなっていく。 それはまるでおれっちの心を現しているみたいだった。 おれっちは大事なものを失くしてしまった。 物心つく前から使っていたもので、未だに愛用していたものだった。 おれっちになんの断りもなく、…
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